プログラミング プログラミング学習方法

日本人は子どものうちからプログラミングを習得できないのはなぜか?理由を考察

本日は日本人が子どものうちからなぜプログラミングを習得できないのかその理由を考察しました。

あくまで個人の意見ですので賛否あるかとおもいますが、ぜひ最後までご覧いただければと思います。

私も息子が生まれ、今後の世の中で貢献していける人間になれるようにプログラミングに抵抗のない大人に育てたいと思っています。

日本のIT教育も徐々に変わってきていますが、諸外国と比べるとまだまだ劣る点も、、

実際に世の中で成功している偉人たちとその幼少期のプログラミングの経験などにも触れて紹介していきます。

最後には子供向けオススメのプログラミング学習サービスも紹介していますので是非参考にしてください。


脳みそ男

海外のプログラミング教育ってどうなっているの?



自分の子供にプログラミングに慣れ親しませるためにはどうしたらいいだろう。。?

脳筋太郎



本記事ではそんな疑問にお答えします。





こんな方におすすめの記事

  • 海外と日本のプログラミングの差を理解し、自身の子供に必要な教育を理解したい方
  • 世間を席巻するIT企業の偉人たちの過去のプログラミング経験を知りたい方
  • 子供のうちからプログラミングを学ばせることで得られるメリットと学習方法を知りたい方


日本人は子どものうちからプログラミングを習得できないのはなぜか?


いきなり結論ですがなぜ日本人はプログラミングを子供のうちから習得できないのでしょうか?

それは興味、才能ある人材を発掘するにしても現状の義務教育はプログラミングでできることを理解・想像できるレベルに達していないからだと思います。

現在の小学校、中学校の情報教育の内容を整理してみましょう。


日本の義務教育の一環として情報科目は小学校から含まれていますが、一般的な学校では情報室に並んだパソコンで以下のようなPCの基本操作を教えるにとどまるようです。

  • キーボード文字の入力
  • 電子ファイルの扱い
  • インターネットの扱い
  • 電子メールの利用
  • 情報収集の方法および情報倫理


中学校の情報授業では表計算やプレゼンテーションのソフトウェア習得などの項目も入ってくるようです。

上記からわかるように義務教育過程の情報教育は本当の基礎の基礎であり、一般家庭におけるスマートフォン/PCの普及率が7割に達している現状(総務省 通信利用動向調査)からも普通に生活する上で身につくような情報機器の扱いを教えているにとどまります。

もちろん情報教育の初歩としては必ず必要な内容ですし、特に情報倫理などは正しく教育すべきかと思います。

ただ、実際にICTを活用したプログラミングなどの技術は全くと言っていいほど現状は義務教育に含まれていません。

自転車のパーツの説明だけして実際には乗りこなせないような状態で終わってしまっており、走り出せば楽しい景色が見えて来るかもしれないのにそこまでたどり着いていないように思います。




脳みそ男

自分が中学生の頃はExcel/PowerPointなどの使い方すら学ばなかったなぁ

海外のプログラミング教育の現状

では海外のプログラミング教育は一体どうなっているのでしょうか?具体的な国名を上げて見てみましょう!

アメリカ

アメリカでは科学技術の分野で活躍できる人を育てるための政策としてSTEM教育が始まっています。

STEMとは

Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Mathematics(数学)

の頭文字であり、次世代の最新技術を切り開いていくために必須とされる学問を取りまとめた教育とされています。

アメリカ合衆国のオバマ前大統領が2009年にSTEM教育に力をいれると発表したことがきっかけで、日本でも少しづつ知られるようになってきました。

このSTEMの考え方に基づき、NPO団体「Code.org」で子供に向けたプログラミング教育を無料で行っています。

実際にゲームを作りながらアルゴリズムへの理解、デバックなどの作業の必要性などを学べるプラットフォームとなっています。

日本語でもアクセス、学習できるようですね。

イギリス

イギリスでは、2013年に「Computing」というが新設され、初等中等教育におけるプログラミング教育が実施されています。

「Computing」科目の目標はプログラム作成等の実践経験を通して,プログラミングの考え方を理解し活用できるようにすることです。

具体的には以下の内容に注力して教育を施しています。

  • アルゴリズムの理解
  • 論理的思考能力の向上
  • 創造力の強化


プログラミングの基礎的な考え方を教えつつ、想像力の強化に注力することで才能ある芽を取りこぼさない教育を行っていますね。

韓国

韓国ではアジアで最初にプログラミング教育を取り入れています。

小学校教育過程では「ソフトウェア」および「ICTリテラシー」が必修科目となり、本格的なプログラミング教育を施しています。

実際にロボット操縦のソフトウェアを組み込んで動かしたり、ゲームを開発したりと子どもたちの興味を引く内容にて効率的な学習を提供しています。

高等学校では選択科目としてプログラミングが用意されており、Pythonなどの授業が提供されているようです。

実際に動くものを作る授業があると子どもたちも飽きずに学習できそうです。

中国/香港

香港では中高生の学習カリキュラムにてプログラミング学習が必修化されています。

小学校ではプログラミング教育は行われていないようですが、日本と同じように情報リテラシーを中心に学習環境を提供しているようです。

中国全体ではSTEM分野の学士号を習得した学生が世界で最も多く、今後も増加することが見込まれています。

若くしてプログラミングを始めとするICT人材が豊富に育っている中国は今後の技術革新を先導行くことになるかもしれません。


日本とは比較にならないぐらいプログラミングの教育が進んでいる国がたくさんあるんだね、、少し焦ってきた、、

脳筋太郎

子どものうちからプログラミングを習得した世界の偉人達

では次に実際に幼少期からプログラミングを学び、現在世界の技術革新の先端を走っている偉人たちを紹介します。

偉人たちに続け!!と言いたいところですがそう簡単に成し遂げれるような内容ではないので半分ネタとしてご覧ください(笑)

【Microsoft創業者】ビル・ゲイツ


まずはいきなりMicrosoft創業者のビル・ゲイツです。

ビル・ゲイツはシアトルの名門レイクサイド中学・高校に入学し、GE社のコンピュータに初めて触れます。

そこでコンピューターに興味を持った彼は高校入学までにBASICと呼ばれるプログラミング言語を独学で習得します。

BASIC言語とは?

初心者向けのプログラミング言語として1970年代に広く用いられた手続き型プログラミング言語



そして大学の先輩であったポール・アレンとともに交通量計測のシステムの作成を試みます。

大きな利益を上げることはできなかったがこれらの経験が以後Windowsの開発へとつながっていきます。

【PayPal/Tesla/Space X 創業者】イーロン・マスク


次はPaypal/Tesla/Space X創業者のイーロン・マスクです!

次々と異形を成し遂げるイーロン・マスクは幼少期からかなりの逸話を残しています。

まず10歳ではじめてPCを購入して12歳でコンピュータゲーム(Blaster)を開発、商業ソフトウェアとして売り出します。

作成したゲームBlasterは以下でプレイできます。

これを12歳で作るとは。。半端ないです。。。

【Facebook 創業者】マーク・ザッカーバーグ

最後はFacebook創業者のマーク・ザッカーバーグです。

ニューヨーク州で生まれたマーク・ザッカーバーグは裕福な家庭に生まれ、幼少期から自宅にパソコンがあり、自然とその魅力に取り憑かれていきます。

そしてなんとプログラミングの才能の芽を伸ばすために父親はプログラミングの家庭教師をつけていたようです。

そこでもコーディングの才能を発揮し家庭教師をぎゃふんと言わせていたそうな。

その後父の経営する歯科医院の受付システムや大学で同じ授業を受ける学生をリスト化できるシステムなど次々とプログラム開発を行っていきます。


脳みそ男

本当に小さい頃からプログラミングをマスターしていたんだ、、!すごい!


子供向けプログラミング学習スクール


日本でのプログラミング教育が加速するのはこれからです。周囲に先行して学習を始めるためにオススメのプログラミングスクールを以下にまとめました。

偉人たちの経歴を見ても幼いうちからのプログラミング習得は才能を活かすチャンスを見いだす契機になるのは間違いないです。

合う、合わないは確実にあると思いますが、体験コースも含まれていますので一度トライしてみるのも良いかと思います。


IT×ものづくり教室 【LITALICOワンダー】


まずはIT×ものづくり教室 「LITALICOワンダー」です。

こちら教室では年齢別に合わせた各種学習コースが用意されています。

年長から小学生まではブロックで組み立てたロボットに簡単なマウス操作で動作をつける形でプログラミングの基本を見に付けます。

小学生高学年から中学生にかけては3Dゲームの作成やホームページ作成など幅広く実際のプログラミングを学ぶことができます。

プログラミングの基礎から手順を追って発展まで学びたいお子様にはピッタリかと思います!


サービス概要

  • 対象年齢 : 年長 - 高校生
  • 金額 : 入塾金(初回のみ) 16,500円(税込) / 1回授業当たり 4,400円(税込)〜
  • 学べること : プログラミングに必要な論理的思考、Unityを用いた3Dゲームの作成、C#を用いたアプリ開発


詳しくはコチラ


ソニーのオンライン学習サービス 【CREATED by KOOV】



次はソニーの提供するオンラインプログラミング学習サービス「CREATED by KOOV」です。
CREATED by KOOVではブロック遊びとプログラミングをかけ合わせて自由に思考力を培うことができます。

まずはブロックで自分の動かしたいベースとなるおもちゃを作ります。そこにパソコンを介して単純な動作ボタンの組み立てにより自分の追加したい動きを加えていきます。

なによりも面白いところは決まった手順が用意されていないため、お子様の工夫次第で独自の作品を作り上げることができる点です。

プログラミング行う上で重要な論理的思考を小さいうちから身につけるには最適かと思います。

サービス概要

  • 対象年齢 : 5-10歳
  • 金額 : (初年度初回のみ) ベーシックキット 16,478円 (税込) + 月額 2,178円(税込)〜
  • 学べること : 空間把握能力、プログラミングに必要な論理的思考、自ら考え出す思考力


詳しくはコチラ


サイバーエージェントの小学生向けプログラミングスクール 【Tech Kids School】



最後はサイバーエージェントが提供する小学生/中学生向けプログラミングスクール 「Tech Kids School」です。


SwiftやC#など実際のアプリケーション開発に用いられているプログラミング言語を用いて学習をします。


お子様が作り上げたい作品を作り上げられるようメンターからのアドバイスがあり、完成した作品を一般にリリースしたり、コンテストでプレゼンをするなど大人顔負けのスキルを一通り身につけることができます。

より実践的なプログラミング学習を求めているお子様にはぴったりなスクールです。

自宅から受講が可能な【Tech Kids Online Coaching】も提供されています。

サービス概要

  • 対象年齢 : 小学1年生 - 中学3年生
  • 金額 : 教材費 月額2,000円(税込)/ 受講料 月額19,000円(税込)
  • 学べること : IllustratorやPhotoshop、XD等を用いたデザイン、プレゼン能力、SwiftやC#を用いたアプリ開発方法

詳しくはコチラ


まとめ

日本でもその他先進国に遅れて小学校でプログラミング学習が必修化します。

しかしながらその内容は明確になっておらず、実際に今後の社会に子供が出ていく中で活用できるようなプログラミング教育が施されるかどうかは疑問が残ります。

幼少期から体系的にプログラミングを学ばせることは子供の未来への投資として十分価値あるものかと思います。

しかしながら最も重要なのは子ども自身が楽しんで学べるかどうか!

心から楽しんで学ぶことができればきっと未来は次世代のイーロン・マスク!かも!?

それでは最後までお読みいただきありがとうございました。

本日は以上です。

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